講師:大城幸重氏(北関東ぐんま大家の会代表、大家歴43年、14棟43室・太陽光13基保有)
周辺相場8.5万円の地域で11万円の家賃を実現し、利回り13.2%・10年間で約1,200万円のキャッシュフロー差を生み出した実績をもとに、地方大家が今後取り組むべき差別化戦略を具体的に解説した内容でした。
人口減少が続く地方市場では、築年数・駅距離・設備といったスペック競争は早晩限界を迎え、値下げと空室の消耗戦に陥ると警告。その打開策として提唱するのが「デザイン×コミュニティ」の2軸戦略です。デザインは「選ばれる理由(ハードの差別化)」、コミュニティは「離れられない理由(ソフトの差別化)」として機能し、価格競争から脱した「競合ゼロ」の物件づくりを可能にするとのこと。コンセプト設計を起点に物件を創ることで、地方でも高家賃・満室経営が十分実現できることを、豊富な事例と数字で示していました。
根底にある考え方は「三方よし経営」——入居者・売主・地域社会の三者がともに幸せになる大家業こそが、持続可能な不動産経営の本質だという信念でした。
感想と学び
今回のセミナーを聴いて、単純な利益重視のスタイルでは、いつか終わりがくるか、苦しい闘いになるということをリアルに感じました。人口減少が続く地方で、スペック競争を繰り返すことは値下げと空室の消耗戦に過ぎません。
大城氏が示してくれた「三方よし経営」の考え方——入居者・売主・地域社会の三者が幸せになる大家業こそが、長期的に選ばれ続ける唯一の道だと実感しました。
短期の収益だけを追うのではなく、デザインとコミュニティを意識した物件管理や顧客対応を一つひとつ実践し、鹿嶋市での大家業をより豊かで持続可能な形に育てていきたいと思います。

